母子像
1925年(大正14年)帝展への出品作。大正時代は短いが文化的には詩と夢のあるロマンティックな時期である。しかし、脆弱な香りも一面にあった。家庭内では前々年までに5人の子供を得て、またこの年は帝国美術会員となって、心境の平なことをこの像はよく示している。ルネッサンス絵画と中国古代彫刻の幸福な結婚のようである。しかしまた、子供のところなど、たとえばこの世代の彫刻家にかなりの影響を与えたC.ムニエを思い出させる。動かすことのできない平和の確実さがあふれている。
引用:中村傳三郎編 北村西望彫塑大成より
| 種類 | 美術品 |
|---|---|
| 大きさ | H170cm W60cm |
| 素材 | 燐青銅 |
| 原型作者 | 北村 西望 |
| 設置場所 | 富山県高岡市 高岡地域地場産業センター |
| 設置年度 | 1983年 |
| 作成期間 | 3ヶ月 |