甑大橋モニュメント

この度、甑大橋の親柱を作らせていただきました、彫刻家の純浦彩です。
私は橋の施工が始まる年に彫刻家になると心に決め、彫刻の勉強をしてきました。
小さい頃から甑島出身の両親に何度も島に連れて来てもらっては、魅力を感じていたため、ついに3年前に島に移住し、島の事を知るための仕事をしながら作家活動をしていたのですが、今回、像を作らせていただく事になったのは、たまたま橋を建設している担当の方に声をかけていただいた事がきっかけでした。
私が生まれたルーツとなる甑島で、声をかけていただいた事は大変光栄でありましたし、また、これは私にしかできない天命だと思いながら制作致しました。

この像は長目の浜や、里トンボロなどの独特な地形を持つ上甑島と、高い山や断崖を持つ男性的な印象の下甑島。それぞれ成り立ちが違う個性的な島の形と、島に生息している鳥を構成しました。二羽の鳥で人々の交流や営みを、そして高く飛び立つ島で甑島の人々の未来や成功を表しております。

「この橋が繋がり、甑島が発展していってほしい」という、島の人たちの願いを、「島と鳥」という共通のテーマで作る事で、表現しました。

この像の設置をもちまして、橋の施工に携わった全ての方々の願いと共に、橋の安全と今後の甑島の発展を祈らせていただきます。
この度はおめでとうございました。

令和2年8月19日
純浦 彩

種類 美術品
素材 燐青銅
原型作者 純浦 彩
設置場所 鹿児島県薩摩川内市 甑島 甑大橋
設置年度 2020年8月

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